「すると、長老の一人が私に言った。「泣いてはいけません。ご覧なさい。ユダ族から出た獅子、ダビデの根が勝利したので、彼がその巻物を開き、七つの封印を解くことができます。」」(5:5)
巻き物は6章で封印が解かれます。
18章に至るまでの全体がこの書に含まれていたことでした。
19章から22章までは、この巻き物の封印を解いた結果が記されています。
つまり、この黙示録の中心に、この巻き物があり、この巻き物を理解しないと、ただ多くの騒動が起こり、最後はうまくおさまったというくらいしか分からなくなってしまいます。
巻き物は、単に裁きを意味するのではなく、この地の所有権を証明する権利証書を意味しています。
完全な人であり、完全な神であるイエス・キリストだけが、人類の罪のために十字架で死に、死の力を打ち破ってよみがえられたので、この権利証書を開くことができます。
ユダ族から出たししという表現は、創世記49:9,10に記されるメシヤ預言です。