Ⅰコリント 1章

「さて、兄弟たち。私は、私たちの主イエス・キリストの御名によって、あなたがたにお願いします。どうか、みなが一致して、仲間割れすることなく、同じ心、同じ判断を完全に保ってください。」(10節)

パウロは、イエス様の権威を用いてコリントの教会に訴えました。あなたがたはうまくやっていかなければならないと。様々な階層、様々な背景の人々が集まっていたコリントの教会は、明らかに分裂していました。人間的な好き嫌いもあったのかもしれません。しかし、パウロは、一致を保つ努力を求めました。多様化された社会において一致を保つためには、互いの違いを認める必要があります。自分の価値観を押し付けあうならば、一致することはできません。パウロは十字架を指し示し、「十字架型」の生き方を私たちに求めます。自分の権利を主張し合うのではなく、イエス様のように、仕えることを選ぶ生き方です。イエス様の十字架の姿勢と自分の生きる姿勢は、どれ程かけ離れていますか?