2サムエル 15:13-23

「イタイは王に答えて言った。「主は生きておられます。そして、王様も生きておられます。王様がおられるところに、生きるためでも死ぬためでも、このしもべも必ずそこにいます。」」(15:21)

イタイはおそらく職業軍人でした。

ダビデは王位を失い、さまよう者となった自分を護衛しても、報酬も与えることができない状況なので、エルサレムに戻るようにと勧めました。

すべての責任から彼とその部下を解放して、帰らせようと勧めた後、忠誠の誓いを受けます。

注目すべきはイタイの言葉です。

主は生きておられます。

イタイはイスラエル人ではありませんでしたが、イスラエルの神、「主」(ヤハウェ)の御名を用います。

イタイの信仰告白とも受け取れます。

イタイの忠誠は、主に対する忠誠だったのです。

ですから、アブサロムの反乱に与することもありませんでした。

ダンゴムシの一生

教会の庭に大量のダンゴムシが生息しています。

先週日曜日、教会学校のお友だちに捕まえてもらうと、ものの数分で片手いっぱいにダンゴムシが。

ダンゴムシはどうして存在しているのか、どんな役割があるのか調べてみました。

いま日本の庭先などにいるダンゴムシは「オカダンゴムシ」と言い,ほとんどが外来種だそうです。

エビやカニの仲間で寿命は約3年、そこそこ長生きです。

メスのお腹の中で成長し、一気に100匹ほどがカラダから出てくるそうです。

ダンゴムシといえば丸めて指で飛ばして遊ぶ事くらいしか子どもの頃は思いつきませんでしたが、実は土壌を豊かにしてくれるというポジティブな面もあるようです。

まあまあ気持ち悪いので薬を撒いてしまおうかとおもいましたが、このことを知りもう少し様子を見ることにしました。

初夏を前に虫たちの活動も活発になってきて憂鬱な面もありますが、驚くほど精巧に緻密につくられているダンゴムシ一匹をじっくり見るだけでも神様の創造の素晴らしさに感動します。

やっぱりこれが進化によって偶然出来たとはわたしには思えません。

みなさんはどうですか? 

(小山晶子牧師人)

2サムエル 15:1-12

「アブサロムは、さばきのために王のところにやって来る、すべてのイスラエルの人にこのようにした。アブサロムはイスラエルの人々の心を盗んだ。」(15:6)

アブサロムは優れた政治家でした。

彼は、毎朝早く起きて町の門へ出かけました。王のところへ訴えを持ち込む者を見つけると、そのつど呼び止めて、さも関心があるように訴えを聞くのです。だれに対しても、こんなふうに気をそそるのでした。「この件では、君のほうが正しいようだな。しかし、気の毒だが、王の側には、こういう訴えに耳を貸してくれる者はいないだろう。私が裁判官だったら、訴えのある人はみな、私のところへ来れるし、もちろん、公平な裁判もできるのだが。」(2-4節LB)

彼は人の心を掴むことに優れていましたが、神を恐れる心がありませんでした。

人はうわべを見るが、主は心を見る。」(1サム16:7)

今日は主の日。共に主に礼拝を捧げましょう!

2サムエル 14:25-33

「アブサロムは二年間エルサレムに住んでいたが、王の顔を見ることはなかった。」(14:28)

ダビデ王は、アムノンを殺したアブサロムを、本当の意味で赦すことができていなかったのかもしれません。

アブサロムがエルサレムに戻ってくることを許可したものの、顔は見たくないと、親子の関係を修復することを願いませんでした。

その結果、この後、アブサロムの謀反が起こります。

ちいろば先生(榎本師)はこう言います。

「神による和解でなければそこからは真実の交わりは回復されるものではない。」

残念ながら、ダビデ王もアブサロムも神の御前に悔い改めたとは書いてありません。

アブサロムはヨアブを動かして、ダビデと面会しますが、形式的なものに終わってしまいます。

本当の和解はただ、イエス・キリストから来ます。

聖霊の力を求める必要があります。

2サムエル 14:12-24

「私たちは、必ず死ぬ者です。私たちは地面にこぼれて、もう集めることができない水のようなものです。しかし、神はいのちを取り去らず、追放されている者が追放されたままにならないように、ご計画を立ててくださいます。」(14:14)

人間は死亡率一〇〇%です。

その時が来たら、地面にこぼれた水のように、もう集めることはできません。

この章に出てくる女性はダビデに、彼の息子に対する苦々しい思いを持ち続けることを警告しています。

和解の機会を逃してしまう前に、和解の計画を立てるようにと。

家族が別れ別れになってしまうのは悲しいことです。

私たちは見知らぬ人より、愛する人に対して厳しい目で見やすい傾向があります。

神は私たちが神に敵対していた時に、私たちにイエス・キリストを与えてくださり、追放されたままにしておかないように、赦しと和解のご計画を立ててくださったことを覚えます。

2サムエル 14:1-11

「ツェルヤの子ヨアブは、王の心がアブサロムに向いていることを知った。」(14:1)

アブサロムをイスラエルに連れ戻すことは、政治的にも、司法的にも問題があることでした。

しかし、ダビデの思いはアブサロムに向いていました。

それで、ダビデの軍の将軍であるヨアブはテコアの女性を用いてダビデの感情に訴えます。

どうか王様。あなたの神、主に心を留め、血の復讐をする者が殺すことを繰り返さず、私の息子を消し去らないようにしてください。」(11節)

感情的に罪をうやむやにしていいわけではありません。

罪に対する代償は支払う必要があります。

ですから、神の御子、イエス・キリストは、私たちの罪の代償として、あの十字架で死ぬ必要がありました。

神は私たちの罪をうやむやにされたわけではありません。

イエス様が代わりに支払ってくださったのです。

そのことを私たちは忘れるべきではありません。

2サムエル13:30-39

「アブサロムのところに向かって出て行きたいという、ダビデ王の願いはなくなった。アムノンが死んだことについて慰めを得たからである。」(13:39)

タマルの事件によって憎しみを抱いていたアブサロムはアムノンを殺しました。

恨みや憎しみを取り扱うことなく放置するならば悲劇を生みます。

聖書は言います。

あなたがたのうちのだれも、神の祝福を失わないよう互いに注意し合いなさい。あなたがたの間に、憎しみや悪意がはびこらないよう十分に警戒しなさい。それは、多くの人の信仰生活に害を及ぼすからです。」(ヘブル12:15LB)

ダビデはアブサロムの苦い根を扱うためでなく、アムノンの死のことをあきらめます。

ダビデは、アムノンの死についてしばらく嘆き悲しんでいましたが、ようやくあきらめがついたのか、アブシャロムに会いたいと思うようになりました。」(LB)

これは、さらなる悲劇の序章でしかありませんでした。

苦い根は取り扱われる必要があります。

2サムエル 13:15-29

「ダビデ王は、事の一部始終を聞いて激しく怒った。」(13:21)

ダビデはアムノンがしたことを聞いた時に、「激しく怒った」とあります。

聖書は、「激しく怒った」以外にダビデがしたことは何も書いていません。

子どもたちをしつける時に、怒りに身を任せてはいけませんし、しつける時は、心を落ち着かせてから行うべきです。

怒鳴るだけでは何も意味がありません。

もっとも、ダビデが何もしなかったのは、自らの罪のゆえだったかもしれません。自分には子どもたちを注意する資格はないと思ったのかもしれません。

しかし、このようなダビデ症候群には気をつける必要があります。

どんなに失敗や過ちを過去に犯していたとしていても、注意すべき時に注意することは大切なことです。

さらに、ダビデはこのことを聞いて、神に祈ったとも書いてありません。

ダビデは激しく怒るだけでなく、神の前にとりなして祈るべきだったことは明らかです。

2サムエル 13:1-14

「その後のことである。ダビデの子アブサロムに、タマルという名の美しい妹がいた。ダビデの子アムノンは彼女に恋をした。」(13:1)

アムノンはタマルに「恋をした」とありますが、愛したとは言いません。

彼女の美しさに情欲を抱いただけで、愛していたわけではなかったからです。

愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、苛立たず、人がした悪を心に留めず、不正を喜ばずに、真理を喜びます。すべてを耐え、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを忍びます。」(1コリント13:4-7)

アムノンはタマルを愛していたわけではなかったので、自分の情欲を満たしたら、激しい憎しみにかられて彼女を追い出します。

愛ならば、「すべてを耐え、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを忍びます。」

亀ゼリーの衝撃

今年7月半ばに香港から宣教チームがきて数日間一緒にこの地域での伝道活動を助けてくれることになりました。

コロナ禍でなかなかオープンな活動ができませんでしたがいよいよ具体的に動き出すことができることを嬉しく思います。

一つのアイデアとして香港デイを設けて「香港スイーツカフェ」をしてみたらどうかな、と。

エッグタルトや豆腐花など有名なスイーツもたくさんあるので初めての人でも興味を持って教会に足を踏み入れるきっかけになるのではと思います。

せっかくの伝道の機会ですので、みなさんのご協力とお祈りをぜひよろしくお願いします!

ところで香港スイーツの中に「亀ゼリー」というものがあることを今回初めて知りました。

亀を形どったゼリーなのかな、と思って調べてみたらガチで亀の甲羅を粉砕した物を使用していることを知り若干引きました、、、。

まさかゼニガメの甲羅を使っているのかとさらに調べたら最近はツチガメの甲羅を使用しているとわかり少し安心しました。

ジェニーにはいつもの場所で日向ぼっこをしながら、近所の方々への伝道に一役かってもらいたいと思います。

(小山晶子牧師人)