ルカ 9:10-27

「イエスは、みなの者に言われた。「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。」(9:23)

イエス様は「だれでもわたしについて来たいと思うなら」、わたしの弟子になりたいならば、「自分を捨てる」必要があると言われました。「自分を捨てる」とは「自分の所有権を放棄する」という意味です。自分のもっている権利を放棄して、キリストに明け渡すことです。自分の考え、計画、欲望、感情に自分の人生を支配されるのではなく、イエス様ご自身に支配していただくということです。そうするならば、本当の自分を見いだすと言います。「日々自分の十字架を負い」とあるように、一日一日その日の分の十字架があります。明日の分まで負う必要はありません。Carpe Diem Gloriae Dei. 神の栄光のために、今を生きていくことができますように。

ルカ 8:40-9:9

「これを聞いて、イエスは答えられた。「恐れないで、ただ信じなさい。そうすれば、娘は直ります。」」(8:50)

イエス様がヤイロに命じたのは二つのことでした。一つは恐れないこと。もう一つは、ただ信じること。両方とも難しいことです。特に、娘がなくなったという知らせを受けた後に、どうして、恐れずに、信じることができると言うのでしょうか。当時、死者に触れることは穢れることを意味していました。ですから、イエス様がヤイロの娘の手をとったという記述は、ヤイロが恐れずに、信じ続けていた証拠です。その結果、ヤイロの娘は生き返りました。恐れずに、信じ続けなければ、見ることができない神様の御業があります。恐れずに、信じ続けることができますように。
今日は復活祭(イースター)。死からよみがえられ、今も生きておられる主に、共に礼拝を捧げましょう!