「皆さん。あなたがたが私の言うことを聞き入れて、クレタから船出しないでいたら、こんな危害や損失を被らなくてすんだのです。」(27:1)
パウロは警告していました。
「皆さん。私の見るところでは、この航海は積荷や船体だけでなく、私たちのいのちにも危害と大きな損失をもたらすでしょう」(10節)。
ところが、
「百人隊長は、パウロの言うことよりも、船長や船主のほうを信用した。」(11節)
と言います。
さらに
「この港は冬を過ごすのに適していなかったので、多数の者たちの意見により、ここから船出し、できれば、南西と北西に面しているクレタの港フェニクスに行き、そこで冬を過ごそうということになった。」(12節)
と、状況と多数決で判断が下されました。
百人隊長の判断は世俗社会の現実です。
たとえ聞いてもらえなくても、教会はパウロのように声を上げ、祈り続け、この世に希望を与え続ける使命があります。
今日は主の日。共に主に礼拝を捧げましょう。