詩篇 146篇

「幸いなことよ。ヤコブの神を助けとし、その神、主に望みを置く者は。」(5節)

 この箇所の前の節には、神様以外の者に頼ることのむなしさが記されています。

『その息が絶えると、その者はおのれの土に帰り、その日のうちに彼のもろもろの計画は滅びうせる。』

わたしたちは「誰か」や「何か」に安心や安定を求めようとします。しかし、しばらくするとそれらが万能ではないことに気づき、幻滅してしまうこともあると思います。神様は私たちが神様以外の何かに信頼している時、その「なにか」を取り去ってしまうことがよくあります。詩篇の中で、繰り返し神様に信頼することを語っている背景には、イスラエルの民がなかなかそのような生き方をすることができなかった、といえると思います。失敗しながら、神様に正されながら、私たちはきょうも神様にのみ信頼することを学ぶのです。

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