使徒 27:27-44

「こう言って、彼はパンを取り、一同の前で神に感謝の祈りをささげてから、それを裂いて食べ始めた。」(27:35)

嵐の中で食事をすることは難しいことです。

特に、

太陽も星も見えない日が何日も続き、暴風が激しく吹き荒れたので、私たちが助かる望みも今や完全に絶たれようとしていた。」(二〇節)

とあるように、絶望の中で食事をすることは容易いことではありません。

しかし、これから起こることを考えても、食べて、体力をつけ、気持ちを上げることは重要なことでした。

この時パウロは、食事を勧めただけでなく、神に感謝の祈りをささげてから、食べ始めたとあります。

パウロの行動は、人々に元気を与えるものでした。

聖書ははっきりと、

それで皆も元気づけられ、食事をした。」(三六節)とあります。

人生の嵐の中にあっても、神に感謝の祈りをささげてから、食べ始めるならば、元気づけられる人がいます。

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