使徒 15:12-29

「『その後、わたしは倒れているダビデの仮庵を再び建て直す。その廃墟を建て直し、それを堅く立てる。」(15:16)

当時の教会の指導者だったヤコブは、エルサレム会議をまとめて、アモス書の御言葉を引用します。

「その後」という表現は終末を現す表現です。

聖書を読む上で、「終末」を理解する上で「すでに」と「いまだ」ということを前提に考える必要があります。

イエス・キリストの十字架の死と復活により、「すでに」終末の時代は、始まっています。

しかし、完全な終末は、再びキリストが来られる時に完全にもたらされますので、「いまだ」です。

要するに、「ダビデの仮庵」は「すでに」ダビデの子、イエス・キリストによって建て直されました。

しかし、完全な回復はキリストが再び来られる時ですので「いまだ」です。

大事なポイントは、「わたしは・・・建て直す」と言われているように主語は神です。

私たちが建て直すのではなく、神が「すでに」なされました。

そして、なされます。

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