使徒 5章

「しかし、ペテロと使徒たちは答えた。「人に従うより、神に従うべきです。」(5:29)

一五二一年ウォルムスの帝国議会で、マルチン・ルターは言いました。

「聖書の証言と明白な根拠をもって服せしめられないかぎり、私は、私が挙げた聖句に服しつづけます。私の良心は神のことばにとらえられています。なぜなら私は、教皇も公会議も信じないからです。それらはしばしば誤りを犯し、互いに矛盾していることは明白だからです。私は取り消すことはできませんし、取り消すつもりもありません。良心に反したことをするのは、確実なことでも、得策なことでもないからです。神よ、私を助けたまえ、アーメン。」(徳善義和著「マルティン・ルター」岩波新書)

どんなに脅されても、「人に従うより、神に従うべき」と立ち上がった人たちによってこの世界に神の御国がもたらされてきたことを私たちは忘れてはいけないと思います。

十月三一日は宗教改革記念日です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です