「しかし、ある者たちが心を頑なにして聞き入れず、会衆の前でこの道のことを悪く言ったので、パウロは彼らから離れ、弟子たちも退かせて、毎日ティラノの講堂で論じた。」(19:9)
パウロの宣教は
「聞く耳のある者は聞きなさい。」(マルコ4:9)
というスタイルでした。
パウロはエペソにあるユダヤ人会堂に入って、
「三か月の間大胆に語り、神の国について論じて、人々を説得しようと努めた。」(8節)
とあります。
ところが、彼らが聞く耳がないと分かると、別の所で語り始めます。
「しかしある者たちがパウロの話を非難し、人々の面前でキリストに逆らうことばを口にしたので、もう二度と相手にしないことに決め、会堂での説教はそれきりになりました。代わりに、クリスチャンたちを誘って、ツラノの講堂で別の集会を開き、毎日そこで語りました。」(9節LB)
このパウロの宣教方法によって、
「アジアに住む人々はみな、ユダヤ人もギリシア人も主のことばを聞いた。」
と言います。