ヨハネ 18章

「すると、彼らは再び大声をあげて、「その人ではなく、バラバを」と言った。バラバは強盗であった。」(18:40)

「強盗」と訳された単語は欄外中に「扇動者」とあるように、ローマ帝国に対する反逆者の可能性が高いと考えられます。

つまり、バラバは単なる強盗ではなく、ローマ帝国に対する暴徒の一人でした。

人々は自分たちの思うようにローマに抵抗運動を起こさないイエス様より、自分たちが願うように勇ましく戦うバラバを選んだのです。

実際、この後、ユダヤ戦争と呼ばれるローマ帝国に対する抵抗運動が起こり、神殿は壊され、エルサレムは崩壊し、ユダヤ人は流浪の民となります。

人は自分の願い通りに行動してくれない神よりも、自分の願い通り行動する人を好む傾向があります。

しかし、聖書は言います。

人の目にはまっすぐに見える道がある。その道の終わりは死の道である。」(箴言14:12)

「わたしの願いではなく、神のみこころがなりますように。」

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