マタイ22章

「王はその人に言った。『友よ。どうして婚礼の礼服を着ないで、ここに入って来たのか。』しかし、彼は黙っていた。」(12節)

「礼服を着ないで」というのは、別に結婚式に単にフォーマルを着て来なかったという意味ではありません。当時、招待する側は、その時着てくる礼服も準備するという習慣がありました。つまり、「礼服を着ないで」ということは、準備されていた礼服を着て来なかったという意味があるのです。礼服を準備するには、それなりに費用も、犠牲もかかったことでしょう。それなのに、それを着てこないというのは、準備した側に対して失礼な話であることは間違いありません。神は私たちを招待するだけでなく、私たちに義の衣という礼服をすでに用意されました。それは、キリストの十字架と言う犠牲によって作られた礼服です。神はすべての人を神の国に招待してはいますが、この礼服を着なければ、神の国に入ることはできません。

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