「神である主よ私はあなたの力とともに行きます。あなたのただあなたの義だけを心に留めて。」(71:16)
「神である主」と訳された言葉は「ヤハウェである主」、神の名前が用いられています。この節の全体を直訳しますと、こんな感じになります。
「ヤハウェである主の力の中に私は入っていき、あなたの義を私は覚える。ただあなたのだけ。」
詩人は、神の偉大な御業を覚えて、ただ、神の義のゆえに、祈りの中に入って行きました。私たちが受け入れられるのはイエス・キリストの中にある神の義だけです。ですから、イエス・キリストだけを見上げなければ、祈りの中に入ることは困難です。また、神の力ある御業を覚えることが、私たちを祈りの中に導きます。神の力ある御業を語ることも大切です。
「何度、あなたが危ないところを助けてくださったか、数えきれないくらいです。会う人ごとに、あなたの恵み深さと、日々途切れることのない思いやりとを告げましょう。」(15節LB)