ヨブ記 10章

「私にかまわないでください。私はわずかでも明るくなりたいのです。」(20節)

苦しみの中にあるヨブの叫びに、共感できるものがたくさんあると思います。ヨブは、わずかでも明るくなるために、神様に「かまわないでください」と言いました。ヨブが心底、そう思ったかはわかりませんが、そう言いたくなった気持ちが分からないわけでもありません。問題の中で、人はどうして神から離れようとしてしまうのでしょうか?もちろん、人は誰もが神様を必要としています。それなのに何が私たちを神様から遠ざけてしまうのでしょうか。「結局、自分の力では神に認められない」と悟る時、「それならもういっそ、かまわないで欲しい」と開き直ってしまうからではないでしょうか。私たちはヨブとは違い、イエス・キリストの十字架を見上げることができます。イエス・キリストの十字架は私たちに、神は今も生きて働かれ、希望の朝、復活の日曜日が待っていることを示します。神様の介入を求めましょう。

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