ローマ 2:17-3:8

「からだに割礼を受けていないで律法を守る者が、」(2:27)

この表現は矛盾しています。律法は割礼を受けるように命じているので、割礼を受けないで、律法を守る者とは言えません。口語訳ではこう訳しています。「生れながら無割礼の者であって律法を全うする者」。「生れながら無割礼の者」とは、ユダヤ人以外の異邦人となりますので、異邦人であっても、「律法の要求を満たしている者がいる」ということになります。つまりパウロがここで前提としているのは、ユダヤ人以外の「異邦人」でクリスチャンとなった人たちのことです。異邦人クリスチャンたちは、外見上の割礼はありませんが、聖霊によって、心に「心の割礼」を受けたのだとパウロは言います。これが、旧約聖書のエゼキエル書三六・二六、二七に預言された、神が終わりの時代に与えると約束された新しい契約の成就です。
今日は主の日。共に主に礼拝を捧げましょう!

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