ルカ 19:45-20:26

「こう言われた。「『わたしの家は、祈りの家でなければならない。』と書いてある。それなのに、あなたがたはそれを強盗の巣にした。」(46節)

これはエルサレム神殿の異邦人の庭と呼ばれる場所が舞台です。もともと異邦人の庭は、神殿に入ることのできない外国人が礼拝を捧げるための場として設けられていましたが、当時この場所では神殿に捧げるものが簡単に用意できるようにと、祭司主導で商売が行われ、とても外国人が礼拝できるような状況ではありませんでした。もっとも、それは商業的な理由と言うよりも国粋主義的な理由がありました。実は、「強盗」と訳された単語も「革命ゲリラ」という意味があり、イエス様のポイントが民族主義だったことを垣間見ることができます。祭司たちは外国人が神殿に来て祈れないようにしたのです。イエス様が引用されたイザヤ書には明確にこう記されています。「わたしの家は、すべての民の祈りの家と呼ばれるからだ。」(56:7)

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