マルコ10:32-52

「すると、盲人は上着を脱ぎ捨て、すぐ立ち上がって、イエスのところに来た。」(50節)

バルテマイがいたエリコという町は、温暖な気候で、日中、上着を着る人はあまりいません。上着は物ごいの象徴であり、彼はこの上着を地面に広げて、お金をもらっていました。つまり、上着を脱ぎ捨てたと言うことは、物ごいをやめたということです。上着を脱ぎ捨てたら、もう誰かからお金をめぐんでもらうことはできません。自分で生きるために働かなければなりません。それは、長年、物ごいとして生きてきたバルテマイには、とてもチャレンジなことだったと思います。しかし、彼は、そのような「新しい人生」を欲したのです。結果的に彼は目が見えるようになり、イエスについていく新しい人生が始まりました。イエスについていく人生というのは、

「受けるよりも与えるほうが幸いである。」(使徒20:35)

という生き方です。

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