Ⅱ歴代誌 24章

「ヨアシュ王は、ゼカリヤの父エホヤダが自分に尽くしてくれたまことを心に留めず、かえってその子を殺した。その子は死ぬとき、『主がご覧になり、言い開きを求められるように。』と言った。」(22節)

 祭司エホヤダはヨアシュを殺害しようとする者の手から彼を命がけで守りました。しかし、そのヨアシュ王は、命の恩人の子、ゼカリヤを助けるどころか殺害してしまいました。イエス様はこんなことを言っています。「こうして、正しい人アベルの血から、あなたたちが聖所と祭壇の間で殺したバラキアの子ゼカルヤの血に至るまで、地上に流された正しい人の血はすべて、あなたたちにふりかかってくる。」(マタイ23:35新共同訳)創世記に出てくるアベルをはじめ、ヘブル語聖書(旧約聖書)の最後の書に出てくるこのゼカリヤに至るまで、この世界には確かに納得できないことがあります。しかし、イエス様はそんな彼らの死を決して忘れられません。「殉教者の血は、教会の種子」と呼ばれるように、流された血が無駄になることはありません。

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