哀歌 1章

「ああ、人の群がっていたこの町は、ひとり寂しくすわっている。国々の中で大いなる者であったのに、やもめのようになった。諸州のうちの女王は、苦役に服した。」(1節)

哀歌の作者はエレミヤだと考えられています。この書は嘆き、悲しみで満ちています。それはエレミヤが、四〇年間神の御言葉や警告を語り続けたにもかかわらず、イスラエルの人々がその行いを変えず、結果として、かつては多くの人々で賑わっていたエルサレムの神殿が破壊され、バビロニアに人々が捕囚されていく様子を目の当たりにしなければならなかった彼の心の叫びが記されているからです。御言葉に真剣に耳を傾ける大切さを、エレミヤのこの嘆きから今一度考えるべきであると思います。イスラエルの人々の問題は、神のことばを軽視したことにありました。私たちは神のみことばを軽視しないように気を付ける必要があります。

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