民数記 14章

「この民はいつまでわたしを侮るのか。わたしがこの民の間で行なったすべてのしるしにもかかわらず、いつまでわたしを信じないのか。」(11節)

約束の地を前にして、神に信頼しようとせずに「エジプトに帰る」と叫ぶ民に神は言いました。

「この者たちはいつまでわたしをばかにするのか。あれだけ奇蹟を見ても、まだわたしを信じないのか。」(11節LB)

民主主義の危険な側面は、多数の意見が必ずしも正しいとは限らないということです。偵察に行った一二人のうち、カレブとヨシュアだけが信仰の目をもって「できる」と主張しました。しかし、この世的な目をもって「無理だ」と主張した多数派に負け、イスラエルの人々は神に打たれ滅ぼされる危機に瀕します。結果、多数派の一〇人は神に罰せられました。

「人々を不安にし、神様に背くようにそそのかした十人のスパイが、まず神様に罰せられて死にました。」(36,37節LB)

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