イザヤ 15章

「モアブに対する宣告。ああ、一夜のうちにアルは荒らされ、モアブは滅び失せた。ああ、一夜のうちに。キル・モアブは荒らされ、滅びうせた。」(1節)

 モアブという地名は聖書の中で幾度となく登場します。有名なところでは、ルツ記のなかでルツが「モアブの女」、つまりモアブ出身であったことが記されています。イザヤ書15章は最初から最後までモアブに対する厳しい宣告が書かれていますので、読んでいると絶望的な気持ちになるかもしれません。しかし、そんなモアブ人ルツの子孫からこの後に救い主が誕生するのです。マタイの福音書の1章に、アブラハムからイエス・キリストまでの系図が出てきますが、わざわざ『ルツによって』と、記されています。暗闇から光へと導きだしてくださる主が、今日も私たちと共におられることを覚えつつ歩みましょう。

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