「彼らが神のみおしえの書を読み、その意味を明快に示したので、民は読まれたことを理解した。」(8:8)
学者エズラはモーセの律法の書を持ってきました。
帰還したユダヤ人たちは、生きることに精一杯で、モーセも十戒も忘れていました。
エズラは聖書からはじめました。
人々は聖書を通して、自分たちが誰なのか、どこから来て、どういう存在なのか聞きました。
しかし、問題がありました。
過去を見失っていた民は、言語も失っていました。
イスラエルの民はアラム語で育っていたのです。
それで、エズラがヘブル語で聖書を読むと、13人のレビ人たちがその箇所の意味を説明しました。
翻訳しただけでなく「意味を明らかにしながら読み上げました。それで「民は読まれたことを理解した。」
13人のレビ人たちは、エズラの学校で訓練された弟子たちだったと考えられています。
このように神学校などで集中して聖書を学び、訓練を受けた伝道者を育てることは大切なことです。