ルカ 23:33-43

「そのとき、イエスはこう言われた。「父よ、彼らをお赦しください。彼らは、自分が何をしているのかが分かっていないのです。」」(23:34)

ライト教授はこんなことを言っています。

「イエスは、自分の本当の戦いの相手はローマではないと考えていた。(中略)神の力や愛と真っ向から対峙する真の敵とは、神の創造に敵対する力、死と破壊の力、告発する力、そして、全人類も全世界もすべてが腐敗し、朽ちつつあると叫ぶあの『告発者』であった。(中略)イエスの公生涯を通じて私たちが目にするのは、イエス自身が告発されている、ということだ。」

「告発者」をヘブル語で「サタン」と言います。

私たちはここに、イエス様が、人類全体に向けられた告発を一手に引き受け、その身に負ったことに気づく必要があります。

悪のすべての力と告発とをその身に受け止め、自分に対して悪の限りを尽くさせ、それによってその力を使い果たさせ、「告発者」を打ち負かしました。

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