「『荒らす忌まわしいもの』が、立ってはならない所に立っているのを見たら─読者はよく理解せよ─ユダヤにいる人たちは山へ逃げなさい。」(13:14)
旧約聖書と新約聖書の間、紀元前168年、シリアのアンティオコス4世はエルサレムを占領し、ギリシア化政策を進めました。
神殿をギリシア化させ、神殿の祭壇に偶像を作りました。
マカバイ記にはこの神殿の祭壇の上に立てた偶像を「荒らす憎むべきもの」(1マカバイ1:54, 6:7)と呼びます。
イエス様は同じようなことが起こると予告しました。
そして、70年にローマ帝国によって滅ぼされることによって「すでに」実現しました。
しかし、この世の終わりにもたらされる出来事は「まだ」これからだと考えられます。
同じように、エルサレムに神殿は再建され、再び注目される時が来ると考えられます。
脅しているわけではありませんが、はっきり言えることは、「その日」が来る前に、イエス・キリストを信じた方が良いということです。