マルコ 7:24-37

「そして天を見上げ、深く息をして、その人に「エパタ」、すなわち「開け」と言われた。」(7:34)

イエス様にとって病気のいやしとは、単に医者が病気を治すこととは違いました。

イエス・キリストが病気をいやされた理由は、旧約聖書の預言の成就であり、神の国がこの地に入り込んできたことのしるしでした。

注目していただきたいのは、イエス様が「エパタ」と言われたとアラム語が使用されていることです。

初代教会で「エパタ」という言葉が使用されていたのだと思われます。

「エパタ」と宣言して祈っていたのだと思います。

「開け」という単語は命令形ですが受動態です。

つまり、正確には、「開かれなさい!」です。

神的受動態(divine passive)と呼ばれますが、主語は「神」です。

「人にはできないことも神にはできる」という信仰をもって初代教会の人たちは、「エパタ!」、「開かれなさい!」と祈っていたということです。

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