100年の時を刻む

関東大震災から今年でちょうど100年。

メモリアルな年ということで特集が組まれ、白黒の写真がカラーで蘇り、より鮮明になった震災の被害の大きさに言葉を失いました。

そのような中でも復興に向かう人々の姿の傍に米国赤十字の多大な協力があったことを初めて知りました。

赤十字社は現在でも災害地や紛争地、貧困の現場で救護活動に尽力していることは有名ですが、その始まりが一人のスイス人クリスチャンであることを恥ずかしながら最近知りました。

「人類は皆兄弟」とは彼の言葉だそうです。

差別と貧困に苦しむ当時フランスの植民地だったアルジェリアの現状に衝撃を受け、農場の支援など多方面で活動しながら宣教にも力を注ぎ、ジュネーブYMCAとYMCA世界同盟を設立し、キリスト教団体の連携協力の基礎を築きました。

弱い立場の人々の側に立つことを生涯を通して貫いた信仰者の姿に、今月末バングラデシュ宣教と支援に向かう4名(小山牧師、嗣音兄、梶山牧師、大塚牧師)の姿を重ねています。

破れ口に立つ尊い働きのため祈りとご支援をどうぞよろしくお願いします。

(小山晶子牧師人)

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