2サムエル 15:24-37

「そのときダビデは、「アヒトフェルがアブサロムの謀反に荷担している」と知らされた。ダビデは言った。「主よ、どうかアヒトフェルの助言を愚かなものにしてください。」」(15:31)

アヒトフェルは、ダビデが信頼する自分の顧問、助言者でした。

そのアヒトフェルがアブサロムに加担していることを聞いて、ダビデたちがうろたえている様子が伺えます。

ダビデの祈りは、明らかに、アヒトフェルの助言を恐れています。

アヒトフェルは、どうしてアブサロムに加担して謀反を起こしたのでしょうか。

「ギロ人アヒトフェルの子エリアム。」(23:34)

「エリアムの娘バテ・シェバ」(11:3)

とあるように、アヒトフェルはバテ・シェバの祖父だったことが分かります。

ダビデ王は、このバテ・シェバと不倫をし、その夫ウリヤを戦いの中で殺害しました。

孫娘夫婦に災いをもたらしたダビデをアヒトフェルは赦せず、憎しみを抱いていたことが想像できます。

憎しみは人を破滅に追いやります。

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