「サムエルは死ぬ日まで、再びサウルを見ることはなかった。しかしサムエルはサウルのことで悲しんだ。主も、サウルをイスラエルの王としたことを悔やまれた。」(15:35)
サウル王は
「私は罪を犯しました。」(24節)
と口先では言いました。
しかし、悔い改めたわけではありませんでした。
彼は続けてこう言います。
「兵たちを恐れて、彼らの声に聞き従い」。
つまり、サウル王は兵のせいにしたのです。
悪いのは自分ではなく兵だと。
さらにサウル王が気にしていたのは自分の体裁でした。
「私が間違っていました。しかし、どうか今、民と指導者たちとの前で私の面目をつぶさないでください。」(30節LB)
そんなサウル王の姿を見て、サムエルは死ぬ日まで悲しみ、主も悔やまれたと言います。
聖書は言います。
「あなたがお望みなのは、悔い改めて、くずおれたたましいです。ああ神よ。罪を深く後悔して砕かれた心にこそ、あなたは目を留めてくださるのです。」(詩51:7LB)