「その後、イエスは出て行き、収税所に座っているレビという取税人に目を留められた。そして「わたしについて来なさい」と言われた。」(5:27)
当時のイスラエルはローマ帝国の支配下にありました。
ですから、取税人はローマの手先となって自国民から税金を徴収する者として蔑まれていました。
ですから嫌われ者だった取税人、レビにイエス様が目を留められたというだけでも驚くような話です。
それだけでなく、イエス様はレビに
「わたしについて来なさい」、
すなわち、弟子となるように召したとあります。
イエス様が目を留められるのは完全な人ではありません。
欠けだらけの、普通の人を用いて、普通でないことをされます。
事実、レビは、マタイの福音書を書いたマタイのことだと考えられています。
「するとレビは、すべてを捨てて立ち上がり、イエスに従った。」(28節)
とあります。
大事なことは、イエス様に従うことです。