ルカ 3章

「メレア、メンナ、マタタ、ナタン、ダビデ、」(3:31)

イエス様の系図は、ルカとマタイに出てきます。

ただ、マタイではダビデの子はソロモンなのに、ルカはナタンとなっています。

四世紀にはこの問題が論じられていたらしくエウセビオスは「教会史」の中でアフリカヌスの言葉を引用して次のように述べています。

「イスラエルでは一族の名は、自然の関係または律法の定める所によって数え上げられた。そのために、嫡子の継承は自然によるが、子のない兄弟が死んで他の兄弟が亡くなった者の名で子を儲けた場合は、それは律法によって数え上げられる。(中略)さて、そのような系図に記載されたある者は、父-子の自然な関係を受け継いでいるが、ある者は、父が異なるために別の名を冠せられ、生みの親とそうでない親の双方が記憶された。したがって、二つの福音書はどちらも虚偽を言っているのではなく、一方は自然によって、他方は律法によって数え上げているのである。」

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