「私の口が主の誉れを語り、すべて肉なる者が聖なる御名を、世々限りなくほめたたえますように。」(145:21)
この詩篇はヘブル語のアルファベット順に始まる「アルファベット詩」です。
18節をメッセージ訳ではこう訳しています。
「神はそこにおられる。祈るすべての人のために。本気で祈っているすべての人のために。」
祈りは単なる気休めではありません。
本気で祈る、その祈りに神が答えてくださることを私たちは体験します。
後のユダヤ教においてこの詩は日毎の賛美の祈りに用いられたと言います。
タルムードには、この詩を日に三度口にする者には、来るべき世界で神の子となることが約束されています。
興味深いことは、「主の祈り」と通ずる面がこの詩にあることです。
「聖なる御名を世々限りなくほめたたえますように。」(21節)は「御名があがめられますように」(原意は「御名を聖とする」)と重なります。
毎日、主の祈りを祈ることをお勧めします。
天にまします我らの父よ
願わくは御名をあがめさせたまえ
御国を来たらせたまえ
みこころの天になるごとく地にもなさせたまえ
我らの日用の糧を今日も与えたまえ
我らに罪を犯すものを我らが赦すごとく
我らの罪をも赦したまえ
我らを試みにあわせず悪より救い出したまえ
国と力と栄えとは限りなく汝のものなればなり
アーメン