「主は私への割り当てです。私はあなたのみことばを守ると申し上げました。」(119:57)
57節からは「ヘート」(ח)から始まるアルファベットの詩です。
「主よ。地はあなたの恵みに満ちています。あなたのおきてを私に教えてください。」(64節)の「恵み」と訳された単語、「へセド」(חֶסֶד)は、「慈しみ」「憐れみ」と訳されますが、今年のキーワード、「神の信実の愛」を意味します。
契約を守る、約束を必ず果たされるという意味で、神の信実の愛に地は満ちていると詩人は詠います。
詩人はまずこう告白します。
「なぜならあなたが私を満ち足らしてくださいましたから、神よ、私はあなたが言われたことを全て行うことを約束します。」(57節MSG)
ただ神に満足を見出す時、ただ神だけが生きる支えであることを見出す時、私たちは神の信実の愛がこの地に満ちていることに目が開かれ、感謝に溢れるようになります。