「ほむべきかな、イスラエルの神、主。」(1:68)
聖書の神は、イスラエルと契約をし、ご自身を現された「ヤハウェ」(主)なる神です。
ユダヤ人たちは「ヤハウェ」という神の名が出てくると神の名を呼ぶことを恐れ、「主」という意味の「アドナイ」と読みました。
つまり、ゼカリヤは「ヤハウェ」なる神をほめたたえたということです。
なぜなら、主はその御民、イスラエルを顧みてくださったことを知ったからです。
そのしるしが、彼の息子、バプテスマのヨハネの誕生でした。
彼は生まれてくる彼の息子が「イスラエルの子らの多くを、彼らの神である主に立ち返らせます。」(16節)と御使いガブリエルから告げられていました。
もっとも、神の救いの計画はイスラエルだけでなく、すべての人に対するものでした。
それは、バプテスマのヨハネが指し示す、神の御子、イエス・キリストの誕生によって示されます。