「さて、信仰は、望んでいることを保証し、目に見えないものを確信させるものです。」(11:1)
11章は信仰の章と呼ばれますが、まず信仰の定義を提示した後、いくつもの例によってこの信仰の定義が叙述されています。
メッセージ訳は一節の定義をこのように訳しています。
「存在の基本的な事実は、この神への信頼、すなわち信仰が、人生を価値あるものにするすべてのものの下にある確固たる基盤であるということです。それは、目に見えないものに対する私たちの対処法です。」
ユージーン・ピーターソンは「信仰とは、実践的な宗教の総括的な言葉である。」と言います。
つまり、信仰は一歩ずつ歩んで行く実践的なものということです。
信仰によってモーセは、
「キリストのゆえに受ける辱めを、エジプトの宝にまさる大きな富と考えました。」(26節)
これは、知性だけでは理解できない世界です。信仰によって生きることができますように。