詩篇140:1-5

「主よ。私をよこしまな人から助け出し暴虐を行う者から守ってください。」(140:1)

「暴虐」と訳された単語は、多くの場合、社会的に力のある者たちが弱者を搾取、抑圧することを含意します。不当な告発を受けた信仰者が主なる神に「正しい裁き」を祈り求める姿がここにあります。神はモーセを通してイスラエルの民にこう告げました。「裁判では人を偏って見てはならない。身分の低い人にも高い人にもみな、同じように聞かなければならない。人を恐れてはならない。さばきは神のものだからである。あなたがたにとって難しすぎる事柄は、私のところに持って来なさい。私がそれを聞こう。」(申命記1:17)このみことばのゆえに詩人は言います。「私は知っています。主が苦しむ者の訴えを支持し貧しい者のためにさばきを行われることを。」(12節)

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