ふつうじゃない日々⑦ 

教会のジャスミンが満開になりました。香りが強く、ほんの1,2本花瓶にさしてみると部屋中にジャスミンの香りが満ちています。教会横の道路側にある花壇も、これでもか、というくらい花が咲き誇っています。便利なものや物欲が取り去られていったとき、私たちの心を満たし、なごませてくれるものは神様から与えられた一般恩寵なのだなあと今更ながら感じる日々です。無機質な画面から流れてれてくるものをいくら眺めても、それは決して私たちの心を引き上げてはくれません。でも外に出て空を見上げ、川の流れに耳を澄まし、木々や草花が風に揺れるささやくような音をききながら小さな生き物に目を留める時、その一つ一つのあまりにも素晴らしい調和に驚きの連続です。なんて美しい世界に生かされているんだろう。人間の活動が制限され、本来の自然を取り戻しつつある場所。そんな話を耳にすると悪いことばかりではないなあと思うのです。このゴールデンウイークは、神様の芸術に目を留めることを楽しんでみてはいかがでしょうか。    (小山晶子牧師婦人)

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