「主よ。私の願いはすべてあなたの御前にあり、私の嘆きはあなたから隠されていません。」(38:9)
ダビデは自分の愚かさが招く苦しみを理解していました。ダビデは、
「それは私の愚かしさのためです。」(5節)
と告白しています。ダビデは自分の過ちだけでなく、反対者の罠にも対処しなければなりませんでした。
「私のいのちを求める者はわなを仕掛け、私を痛めつけようとする者は私の破滅を告げ、一日中、欺きを語っています。」(12節)
一難去らずにまた一難と、時には、どうしてこんなに痛めつけられなければならないのだろうと思います。ダビデはこのような中で、神がすべてをご存じであることに慰めを覚えます。神はそれでもなお彼を赦し、救い出してくださると信じていました。預言者エレミヤもこのように歌っています。
「実に、私たちは滅び失せなかった。主のあわれみが尽きないからだ。それは朝ごとに新しい。『あなたの真実は偉大です。』」(哀歌3:22,23)