台風と蜘蛛

先週、台風10号はずいぶん離れた場所に長時間停滞していましたが、横浜にもかなり強い風と共にスコールのような雨にも見舞われ、不安定なお天気に翻弄された一週間となりました。強風の中ふと目を上げると、お隣の屋根と教会の屋根とをまたいで大きな蜘蛛が巣を作っていました。風が吹くたびに蜘蛛の巣があおられ、今にも飛んでいきそうな様子です。まだ作りかけらしく、スカスカな部分もあるのですが、しっかりと張られた両側の蜘蛛の糸はしっかりとそれぞれの屋根にくっついていて、まるで風にあおられるハンモックのようでした。蜘蛛が大嫌いな私ですが応援したくなりました。先ほどその巣を見に行ったところ、さらにグレードアップし、太陽の光にキラキラと輝いていました。振り落とされないようにしっかりとしがみつく蜘蛛の糸のように、イエス様というぶどうの木にしっかりとつながっていたいと思いました。嵐の中で、日照りの中で、「しがみつく」こと。そんなことを蜘蛛の巣から教えてもらった夏の日の出来事でした。
(小山晶子牧師人)

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