「そして、一同の心に恐れが生じ、使徒たちによって、多くの不思議なわざとあかしの奇蹟が行なわれた。」(43節)
初代教会の特徴の一つは「恐れ」でした。神に対する健康的な「恐れ」が生じた結果、多くの不思議としるしが行われていたという事実を、私たちは心に留める必要があります。もちろん、神は恵みに満ちておられますが、同時に聖なる神です。C・S・ルイスはナルニア物語でアスランというライオンでこの点を描写しています。物語の中でビーバーはこう表現します。
「もちろん、あの方は安全ではありません。けれどもよい方なのです。」
イエス・キリストは私たちにとって安全な方ではなく、よい方という認識はとても重要です。なぜなら、私たちはイエス・キリストを恐れ、ひざまづくべき存在だからです。
「主を恐れることは知識の初めである。」(箴言1:7)