1サムエル 5章

「アシュドデの人々は、この有様を見て言った。『イスラエルの神の箱を、私たちのもとにとどめておいてはならない。その神の手が私たちと、私たちの神ダゴンを、ひどいめに会わせるから。』」(7節)

ペリシテ人の神ダゴンは、ご利益を与えてくれると信じられていた神々です。ご利益宗教の特徴は人間が中心であることです。そのような神は人間の幸せのために奉仕する、人間に好都合な存在でしかありません。しかし、聖書の神はまったく逆です。聖書の神は、私たちの願いどおりに動いてくださる便利な神ではありません。私たちの方が神に従って生きることを求められる、王の王、主の主なる神です。この箇所で驚くことは、悔い改めて唯一まことの神を受け入れるどころか、自分たちに都合のいい神を守ろうとする人の姿です。そんなペリシテ人のようになっていないか、自らの信仰を吟味することも大切なことだと思います。

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