Ⅱテサロニケ 1章

「それは、私たちの神であり主であるイエス・キリストの恵みによって、主イエスの御名があなたがたの間であがめられ、あなたがたも主にあって栄光を受けるためです。」(12節)

日本語が難しいのですが、直訳するとこうなります。
「あなたがたがイエスの中で、あなたがたの中で私たちの主イエスのみ名に栄光が帰せられるように」。
私たちがキリストの中にあっても、そして、キリストが私たちの中にあっても、いつも栄光をキリストに帰せられるようにという祈りです。実はこれが、イエス・キリストが十字架にかかられる前のゲッセマネの園での祈り(ヨハネ17章)でした。これは奥義の世界であり、私たちの知性を超えていますが、キリストは私たちの内におられると同時に、私たちはキリストの内にいます。この神の恵みの奥義によって、前節に出てくる「信仰の働き」、キリスト者として求められる神に栄光を帰す生き方となります。

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